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今が買い時?相場変動に注目したい中古車モデル5選|2025年中古車相場まるわかり

今が買い時?相場変動に注目したい中古車モデル5選|2025年中古車相場まるわかり

中古車の購入を考えていると、「もう少し待てば安くなるのかな?」「それとも今が買い時なのかな?」と悩んでしまいますよね。
ここ数年は新車の納期長期化などを背景に、一部の中古車価格が大きく上昇していました。

ただ、2025年になると状況に変化が見られます。
中古車市場全体が一律に値下がりしているわけではありませんが、新車供給の回復や中古車の流通台数増加などによって、これまで高値だった人気モデルの一部では価格調整が進むようになりました。

つまり、「中古車なら何でも安くなった」という状況ではありません。
むしろ車種によって値動きの差が大きくなっており、価格が下がってきたモデルを上手に狙うことが重要になっています。

この記事では、中古車市場のデータや各メーカーの公式情報などを確認しながら、2025年に価格変動が注目されたモデルを中心に紹介します。

1. 中古車市場の価格動向|2025年の傾向と背景

2025年の中古車市場を「中古車価格が全面的に下落した年」と表現するのは、少し注意が必要です。

中古車オークション大手USSが公表しているデータでは、2025年3月期(2024年4月~2025年3月)の成約車両単価は120.6万円となっており、2024年3月期の105.5万円に対して114.3%でした。
年度全体で見ると、むしろ前年より高い水準です。

一方、月別では2025年1月が125.0万円、2月が126.0万円、3月が111.6万円となっており、3月には成約車両単価が低下しています。

この数字を見ると、「中古車全体が値崩れしている」というよりも、高値圏を維持しながら車種や時期によって価格調整が起きている、と考えた方が実態に近そうです。

特に注目したいのが、これまでプレミア価格になっていた人気車や、現行型の中古車流通量が増えてきたモデルです。
こうした車では、少し前まで手が届きにくかった価格帯から徐々に相場が下がってくるケースがあります。

そのため2025年の中古車選びでは、市場全体の平均だけを見るのではなく、「欲しい車種の相場が実際にどう動いているか」を確認することが重要です。

2. 中古車相場で注目したいモデル5選

ここからは、中古車市場で価格変動が確認できるモデルや、価格調整の流れが注目されたモデル、新型登場によって中古車を比較しやすくなったモデルを見ていきます。

2-1. 高級ミニバン:トヨタ アルファード

中古車市場でも圧倒的な人気を誇るアルファードですが、現行型は登場直後のプレミア価格から徐々に落ち着きを見せています。

カーセンサーが2026年1月に公表した市場分析によると、現行型アルファードの中古車平均総額は2024年12月の約892.8万円から、2025年11月には約730.1万円まで低下しました。
約1年間で見ると、およそ162.7万円の差があります。

もちろん、これはすべての中古アルファードが162万円安くなったという意味ではありません。
グレードや年式、走行距離、装備によって価格は大きく異なります。

それでも、登場直後に見られた極端なプレミア相場が徐々に解消されていることは、中古でアルファードを狙っている方にとって注目したいポイントでしょう。

「少し前は高すぎて手が出なかった」という方でも、改めて中古車価格をチェックしてみる価値はありそうです。

2-2. ファミリー向けミニバン:トヨタ シエンタ

ファミリーカーとして根強い人気を持つシエンタも、中古車価格の動きが注目されたモデルです。

現行型シエンタは2022年8月23日に発売されました。
そのため、2022年に登録された初期の車両は2025年から順次、初回車検の時期を迎えることになります。

カーセンサーの市場分析では、現行型シエンタの中古車平均価格は2024年6月から2025年1月までの半年ほどで約25万円下落したとされています。

中古車として流通する台数が増えてくれば、購入者側としては価格だけでなく、グレードや装備、ボディカラーなども比較しやすくなります。

また、トヨタは2025年8月5日にシエンタを一部改良し、発売しました。
新しいモデルが登場すると、それ以前の車両との価格差が生まれることもあります。

最新装備に強くこだわらないのであれば、改良前モデルを含めて比較してみるのも面白いところじゃないかなぁと思います。

2-3. 人気ハイブリッド:トヨタ プリウス

プリウスも、中古車価格の調整が比較的わかりやすく確認できるモデルです。

カーセンサーが公表した市場分析では、現行型プリウスの中古車平均価格は2023年8月の約427.7万円から、2024年8月には約389.3万円となっています。
約1年間でおよそ38万円低下した計算です。

そのため、「2025年になって突然安くなった」というより、現行型登場直後の高値から徐々に価格調整が進み、その流れが2025年につながったと見る方が自然でしょう。

プリウスは燃費性能だけでなく、流通台数が多く、グレードや装備の選択肢が豊富なのも中古車としての魅力です。

新車価格との差が広がってくれば、「新車ではなく状態の良い中古車を選ぶ」という選択肢も現実的になってきます。

2-4. フルモデルチェンジで注目:ダイハツ ムーヴ

中古車相場が動くきっかけのひとつが、フルモデルチェンジです。

ダイハツは2025年6月5日に、7代目となる新型ムーヴを発売しました。
つまり、従来型ムーヴは2025年に「モデルチェンジを控えていた車」ではなく、現在ではすでに先代モデルとなっています。

新型が登場すると中古車市場では新旧モデルを比較しやすくなり、旧型の価格にも影響が出る可能性があります。

ただし、「新型が出れば旧型中古車は必ず大幅に値下がりする」というわけではありません。
中古車価格は流通台数や走行距離、車両状態、地域などにも左右されるためです。

一方で、「最新型でなくても日常の移動には十分」と考える方にとっては、先代ムーヴの中古車を比較する良いタイミングになるかもしれません。

なお、新型ムーヴは発売約1カ月で約3万台を受注したとダイハツが発表しています。
月間販売目標6,000台に対して約5倍となっており、新型への注目度の高さもうかがえます。

2-5. 手頃なスポーツセダン:スバル インプレッサG4

走りを楽しめる中古セダンを探しているなら、インプレッサG4も候補に入ってきます。

ただし、インプレッサG4については、アルファードやシエンタのように「2025年に平均価格が○万円下落した」と明確に示せる公開データが十分ではありません。

そのため、「2025年に価格下落が目立つモデル」と断定するよりも、中古車市場で比較的手頃な価格帯の車両を探しやすいモデルとして見る方が適切です。

また、インプレッサG4とWRXは別モデルです。
中古車相場も購入層も異なるため、「インプレッサG4/WRX」とひとまとめにして相場を語るのは避けた方がよいでしょう。

特にWRX STIなどは希少性の高い車両が高値で取引されるケースもあり、単純に「値下がりしているスポーツセダン」とは判断できません。

インプレッサG4を検討する場合は、年式やグレード、走行距離ごとに中古車検索サイトで相場を比較してみるのがおすすめです。

3. 中古車を賢く選ぶためのポイント

3-1. 「市場全体」ではなく車種ごとの価格を見る

中古車を購入するときに大切なのは、「今は中古車が安いらしい」といった市場全体のイメージだけで判断しないことです。

USSのデータを見ると、中古車オークションの平均成約価格は年度ベースでは前年より上昇していました。
一方、アルファードやシエンタのように個別車種では価格調整が確認できるケースがあります。

つまり、欲しい車種の平均価格や掲載台数を継続してチェックする方が、購入タイミングを判断しやすくなります。

3-2. モデルチェンジ前後をチェックする

モデルチェンジは中古車相場が動くきっかけのひとつです。

新型が登場すると新型へ乗り換えるユーザーが増え、先代モデルが中古車市場へ流入することがあります。
その結果、同じ年式やグレードの中古車を比較しやすくなる場合があります。

ただし、新型登場後に旧型価格が必ず下がるとは限りません。
人気の高いグレードや生産終了モデルでは、逆に価格が維持されたり上昇したりする可能性もあります。

そのため、「モデルチェンジ=必ず買い時」と考えるのではなく、実際の掲載価格や在庫台数を確認することが大切です。

3-3. 複数の中古車情報サイトで相場を比較する

中古車の相場を把握するなら、1台だけを見て判断するのはおすすめできません。

カーセンサーやグーネットなどで、年式・走行距離・グレード・駆動方式などの条件をそろえて複数台を比較すると、その車のおおよその相場が見えてきます。

例えば同じ車種でも、走行距離が1万km違ったり、装備内容が異なったりするだけで価格差が生まれます。

「相場より30万円安い」と思って確認してみたら、実は走行距離や修復歴などに違いがあった、というケースも考えられます。
価格だけではなく車両条件まで比較することが大切です。

3-4. 値下がりだけを待ち続けない

中古車の場合、新車とは違って基本的に同じ状態の車は存在しません。

価格があと10万円下がるのを待っているうちに、希望していたボディカラーや装備、走行距離の少ない車両が売れてしまう可能性もあります。

ある程度相場を把握したうえで、「この価格なら納得できる」と思える個体が見つかったら、車両状態を確認して購入を検討するのもひとつの考え方です。

4. まとめ|「市場全体」ではなく車種ごとの相場を見る

2025年の中古車市場は、「長く続いた高騰相場が完全に終わり、中古車全体が安くなった」と単純に表現できる状況ではありません。

中古車オークションの平均成約価格は高い水準を維持しています。
その一方で、アルファードやシエンタ、プリウスなど、一部の人気モデルでは登場直後の高値から価格調整が進んだことを確認できます。

つまり今の中古車選びでは、「中古車市場が上がっているか、下がっているか」だけを見るより、狙っている車種そのものの価格推移を確認することが重要です。

特にモデルチェンジや中古車流通台数の増加が重なると、それまで高かったモデルが現実的な価格帯に入ってくることがあります。

一方で、中古車は基本的に一点物です。
さらに値下がりするのを待っている間に、状態の良い車両が売れてしまう可能性もあります。

欲しい車種が決まっているなら、まずカーセンサーやグーネットなどで同条件の車を複数比較して、現在の相場を確認してみてはいかがでしょうか。
価格だけではなく、年式、走行距離、修復歴、保証内容まで含めて判断することで、「安く買えた」だけではなく「買ってよかった」と思える中古車を選びやすくなるはずです。

参考資料・出典

株式会社ユー・エス・エス「2025年3月期 月次データ」
中古車オークションの成約車両単価、出品台数、成約台数などの確認に使用。
カーセンサー「トヨタ アルファード(現行型)の中古車相場」
現行型アルファードの中古車平均総額の推移確認に使用。
トヨタ自動車「新型シエンタを発売」
現行型シエンタの発売日(2022年8月23日)の確認に使用。
カーセンサー「トヨタ シエンタ(現行型)の中古車相場」
現行型シエンタの中古車平均価格推移の確認に使用。
トヨタ自動車「シエンタを一部改良」
2025年8月の一部改良について確認するために使用。
カーセンサー「トヨタ プリウス(現行型)の中古車相場」
現行型プリウスの中古車平均価格推移の確認に使用。
ダイハツ工業「新型ムーヴ発売」
7代目ムーヴの2025年6月5日発売について確認するために使用。
ダイハツ工業「新型ムーヴ受注状況について」
新型ムーヴ発売後約1カ月の受注台数について確認するために使用。
カーセンサー「スバル インプレッサG4 中古車相場」
インプレッサG4の中古車相場確認用。

※中古車価格は調査時点のデータです。中古車相場は年式、グレード、走行距離、車両状態、地域、流通台数などによって変動します。購入時には最新の販売価格をご確認ください。